突然ですが…7月2日は東京都議会議員選挙の投票日です。
東京都民の方々…是非投票に行きましょ～う(笑)
ちなみに私は東京都民ではないので直接的には関係ないのですが…
テレビニュースで連日報道されると…嫌でも気になります。
それに、なんと言ってもこの都議会議員選挙は、“あの”小池百合子さんの選挙でもあります…
政治の世界とは無縁の私は政治家の方々に興味を持つことは稀ですが…
小池百合子さんは…どうしても気になる存在なのです。
もちろん面識ありません。
ただただ…ブラウン管の中の立派なお方です(今はブラウン管ではないですが(笑))
歯切れよい冷静沈着な発言…
今や東京都のリーダーとしてカリスマ的な存在です。
(プライベートで『このハゲ～！！』なんて秘書に暴言を吐くことなんてありません。多分…)
しかし、私一個人(ブラックバス釣り愛好家)の勝手な感情ですが…『大嫌い』です。
知らない方も多いと思いますが…
実は『小池百合子都知事』と『ブラックバス』にはとても深い関係があるんです。
テレビニュースであの人の姿を見るたびに『あの時』の事が思い出されます。
特定外来生物法
『あの時』とは…
今から約12年前『ラージマウスバス』が“特定外来生物”に指定をされるかどうか？が議論されていた2005年の事です。
もし指定を受ければ『ラージマウスバス』は、国から『害魚』のレッテルを貼られる事になり『ブラックバス』を取り巻く環境は大きく変わる事は明らかでした。
議論の中で、既に『スモールマウスバス』は指定を受けていましたが…
『ラージマウスバス』は当時300万人といわれるバサー(バス釣り愛好家)の数とそれに伴う経済効果の観点。
そして、何よりもブラックバスの生態系への悪影響は現実的には曖昧な点も多く。
『魔魚狩り』など…生物学の専門家の書籍などでも“ブラックバスを犯人として仕組まれている”との意見も多くあり…
特別枠として半年間の再審議になる事が専門家会議でも決定しました。
更にパブリックコメント(一般の人)のアンケートでも11万3792件中反対が9万5620件で84%もの人がラージマウスバスが指定を受けることに反対しました。
そんな状況の中で、当時の世間的な機運は間違いなく『よかった～ラージマウスバスは対象外になりそうだ～』でした。
当時私は仕事で名古屋に住んでおり、ボートを購入して休日は琵琶湖や知多半島、少し足を伸ばして池原ダムなんかでラージマウスバス釣り三昧の日々を送っていた事もあり、その論議の行方には注目をしていました。
しかしある日…『急転直下、青天の霹靂』
ラージマウスバスの『特定外来生物』への指定が突然決定しました。
『嘘でしょ？ なんで？ なんで？？』
その理由は…
『この法律の目玉はブラックバスだから指定する』
パブリックコメントは結果的に無視。
再審議も行わない。
中立的な専門家の意見には耳を貸さない。
完全に彼女の独断的な『大臣特権』での指定決定でありました。
その時に霞が関の机上で何が話し合われていたのか？
もちろん細かい経緯などは知るよしもありません。
ただ、あの人が最終的にブラックバスを特定外来生物(害魚)に指定することを独断的に決定した事は紛れもない事実です。
あれから約12年が経過した現在…
『ブラックバス』＝『害魚』のイメージはしっかり日本の社会に定着しました。
私の知る小学校の先生は子供たちに『ブラックバスは周りの小さな魚達を全部食べてしまう～とても悪い魚です。』
そう子供たちに教えています。
私自身も日常生活の中で趣味の釣りの話になったとき…
釣りの対照魚が『ブラックバス』である事を相手に話す事に…ためらいを感じます。
相手の反応が『あ～ぁ…あの魚ですね…』って。
『害魚』と言わないのは私に気を遣ってるからでしょう。
更に先日TVのゴールデンタイムで、ブラックバスと同じ外来種の魚達を『害魚』として扱い、池の浄化と称して有名タレントが駆除(殺害)して…勝ち誇った様に『日本古来の生態系を取り戻す』って言ってます。
こういった全ての流れを決めたのは、間違いなく『特定外来生物法』の制定です。
そもそも人間の身勝手な護岸工事などの開発が原因で、今や完全に失われた『日本古来の生態系』を取り戻す為に、外来種を『害魚』としてその責任を押し付け、駆除(殺害)する行為にどんな意味があるのか？
誰が得するのか？
新しい生態系だと誰が困るのか？
疑問しかありません。
日本で初めて90匹のブラックバスが芦ノ湖に国の許可のもとで放流されて約100年という長い年月が流れました。
とても単純な話ですが…
芦ノ湖はブラックバスだけしか生息しない湖になってますか？
むしろ芦ノ湖でブラックバスを釣ることは至難の技です。
逆にワカサギなどの日本固有種がたくさん生息しブラックバスと共存しています。
ブラックバスという魚は確かに小魚を補食します。
ただ、ほんとうに生態系を破壊してしまう程『周りの小さな魚をみんな食べちゃう』そんな『害魚』なのでしょうか？
そして同じ魚でありながら、『日本固有種』と『外来種』を区別し、『外来種』を排除し駆除をする行為は本当に正しい事なのでしょうか？
この都議会議員選挙ではあの人が率いる『都民ファーストの会』は大きく躍進をする可能性があります。
もしそうなれば、小池百合子都知事は更に強い権力を持つリーダーとして、今後も更に大きな『決定』を行うのでしょう。
誰もが100％納得する『決定』などは存在しない事…
“光”があれば…そこには“影”も出来る事…
そして政治家には強いリーダーシップと強い実行力が必要である事…
素人の私でも…それ位はわかります。
しかし…私の中には12年前のあの人制定した『特定外来種法』は矛盾だらけで、自身の政治家としての『実積作り』の為だったとしか思えません。
今の小池百合子さんが12年前とどう変わったのか？
それは、知りませんが…『一事が万事』
今回の私の話は…バサー(バス釣り愛好家)として偏った見方であることは百も承知です…
長くなりましたが、最後に…
コメント
ある生物が絶滅したとしても、ブラックバスを放置してもいいですか？
たいき様
『ある生物』とは具体的に何ですか？
そしてその『ある生物』が絶滅してしまう事を、もちろん望みませんが、その絶滅の要因として、ブラックバスの存在よりももっと他にあるのではありませんか？
新しくアップされたYouTubeの動画を見て
ブログをやられてるのを知り
見ました。
私ついこないだこの川で同じ場所で
釣りをしました。
そのスモール実際見ていました。
動画の中で口を使わなかったシーバスは
こないだ私がちょうど釣ってしまいました。
すみません。
たいきさん>>
質問の内容がふわっとしていて、それでバスの名前を挙げてるだけでは周りには意味が伝わりません。
そして記事にもあるようにその生物がバスによる絶滅だとするなら、芦ノ湖の小魚たちはどうやって生き残っているのでしょうか？
最近魚がいないのは全部バスのせいにされて本当にうんざりです。
以前にも生物学的にもバスは魚より甲殻類や虫(捕らえやすい生き物)を主食としていて、魚を食べるタイミングや量なんてほんの僅かでしかないと発表されたんですよ。
ましてや消化だって早い訳ではありません。
例えバスの体長の3/1くらいの魚を一匹食べたとしたらそれで｢最低｣半日以上持ちます。
威嚇による襲撃はありますが、それは食べることでは無く追い払うことを目的に行います。
それにバスだって一日中常に捕食してるわけではありません。
あとバスは魚を食べるのが下手な魚だということも覚えておいてください。
小魚を追いかける→捕食に失敗する→また別のタイミングで小魚を追いかける
この繰返しにより知識の無い人からしたらバスが大漁の小魚を何度も食べているように見えるのでしょう。
バスも人間と同じで胃袋と消化速度には限界があります。
小魚にとってはバスによる影響は微々たるものです。
そして鯉やフナ、亀などの雑食も小魚を食べますし、私的には数はこちらの方がどの川や池も多く感じます。
それが小池都知事は専門家の意見を無視して害魚認定しているからこのような中身の無い質問で｢とりあえずバスのせいだ｣くらいに思っている人が増えたことに憤りを感じます。
バスがいる池には捕食対象のブルーギルが大漁にいます。
バスがいる川には小魚は大漁にいます。
むしろバスしかいない池を私はみたことがありません。
普段は荒川、那珂川で釣りをしていますがバスの居場所を探すのが大変なくらい小魚ばかり見かけます。
むしろバスの方が数は少ないくらいです。
まとまりが無い文になってしまいました。すいません。
スプーンさん
自分の変わりにコメントして頂き…ありがとうございます。
とても深い内容で勉強になります。
コメント読んでいただいてありがとうございます。
全然凄くなんかないです….(>_<) もともとサイトでスモールを狙ってたんですけど 横からシーバスが急に食べたんです。 でも、痩せてたので全然 引きませんでした(^^; かわいそうだったのですぐ逃がしてあげました(^^) ワームで釣りました。 過去のブログを読ませていただいたんですけど メンバーを募集していると書いてあったのですが みなさんは何をされてるのですか？ 最近YouTubeの動画を知り 見させていただいたんですけど どの釣り場でも必ず釣っていてすごいなって 思って。
その当時大臣だった小池氏の発言には驚きましたね。私も当時は琵琶湖三昧の日々で特定外来生物に指定された時は驚きと怒りを感じました。あれから12年も経ったんですね。
行政(人間)のやる事は矛盾が多くて琵琶湖でも散々ヨシを埋立てて護岸工事して置きながら水質改善の名目で税金使ってヨシを植える、おかしな話です。
通りすがりの都民バザーです。
なので。この選挙には関係してきますね。
小池知事が知事選に出馬したときでした。色々な公約を掲げてましたが、その中でこういうものがありました。
「東京のラッシュを無くす。その為に地下鉄を2階建てにする」、そんな文章を目にしました。東京都在住なんで、地下鉄にはよく乗ります。車両の屋根とトンネルの天井の間、どこにそんな余裕があるのでしょう？じゃ、トンネルを大きくする？どれだけの時間とお金がかかるのでしょう？
車両だってそうです。導入するのにどれだけのお金、人、時間を使うのでしょう？
それだけ莫大なこと。負担するのは私達都民です。
どういう気持ちで言ったのか分かりませんが、ちゃんと理解しての発言なのか、それとも選挙のためのビックマウスなのか。そのことから、この人は適当だなと思いました。
12年前とおっしゃってますが、ほぼ変わらないと思います。残念ですが。
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