冬の放置パターン解説
11月になり…荒川水系もエリアによっては水温15度を切り始めました。
川スモールマウスバスを狙う場合…
水温が10度を切ると『交通事故』的なラッキーフィッシュ以外は…しっかりパターンにはめ込んで『狙って釣る』ことは非常に難しくなります。
ただ…私の経験上、この11月の水温10度~15度の間であれば、まだ『放置パターン』で狙って釣ることが可能な季節です。
今回はその『放置パターン』の肝になる部分を1つ解説します。
以下…当ブログの過去内容も参照下さい
※『88話・冬のパターン』
※『89話・冬のパターン解説』https://www.yasufumi.biz/entry/2017/12/12/223712
具体的に『放置パターン』とは川底にルアー(ワーム)がポツンと石ころのように動かない状態が基本になります。
この辺は『放置』という言葉でイメージできる部分だと思います。
では、スモールマウスバスは実際にどのような状況でこの放置されたワームを食うのか?
そこが今回のポイントになります。
普通のイメージとして…
先ずスモールマウスバスの目の前にルアーを送り込む。
はじめは全く反応しないが…それをしばらく動かす事なく1ヵ所にポツンと放置させる事によって、次第にバス自身に興味が生まれてくる。そしてゆっくりルアーに近づいてきて、最終的にパクッとルアーを食う。
こんなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
実はこれは間違いです。
基本的にワームを放置させる場所にスモールマウスバスは居ません。
正確には放置を開始する時には居ない。
という事です。
ワームを放置させる場所はスモールマウスバスの『捕食場所』もしくは『捕食場所への通り道』です。
捕食活動の為に餌を探しながら移動してきたスモールマウスバスがポツンと川底にあるルアーを見付ける。
そしてルアーを食べる。という事です。
これは私がサイトフィッシングを通してスモールマウスバスの行動を観察する中でわかった事なのですが、ワームを動かしてスモールマウスバスに近づけても全く反応しません。むしろ嫌がって逃げます。
この時にワームの存在もそうですが…ラインの存在もスモールマウスバスは非常に嫌います。
普通のバスフィッシングはアングラーがルアーを動かしアピールさせてバスを誘うのものです。
しかし…この『放置パターン』は逆でルアーをアクションさせてはいけない。
あくまでもスモールマウスバスの自発的な動きの中で自らが川底にポツンとあるルアーを見付けた時にだけルアーを食います。
それが『放置パターン』の肝になります。
★YouTube参考動画★
冬の放置パターン解説
冬のパターン解説
コメント