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【116話】アユの遡上と川スモールの動き。

川スモールマウスの生態
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川スモールマウスバスの動きとアユの動きは非常に関連があるといわれています。

今回はその関連性についてです。

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アユの遡上と川スモール

※9月にスレで釣れた荒川の落ちアユ※

 

私は近年ずっと、年間を通して川スモールマウスバスを狙っていますが…

この春という季節は…3月のシーズンイン(水温10度を超える)から、スポーニング(産卵)が終る5月頃までは、スポーニング絡みのBIGスモールが年間で一番狙って釣れる時期になります。

SNS等の釣果情報を見ても…1年間で最も50アップの川スモールがアップされるのはこの春です。

そして…そのBIGスモールが釣れるエリアは、当然その『春』のスポーニングエリアの周辺になります。

 

では…毎年『夏』『秋』のBIGスモールエリアでこの『春』にBIGスモールは釣れるのか?といういうと…

正直なかなか釣れません。

それは単純にまだ『夏』『秋』のエリアにBIG川スモールはいない。という事を意味しています。

 

では…川スモールが『夏』『秋』エリアに入り出すタイミングはいつのか?

それは産卵が終り…体力がスポーニング状態から回復して積極的にベイト(小魚)を捕食するようになってからです。

 

そこで…今回のお題である、アユの動きが大きく関わってきます。

 

アユは『年魚』といわれ…1年でその寿命を終える魚です。

川の下流域で…9月から10月に孵化した稚アユは川の流れで海まで流れされ、冬の間は海で生活します。

そして春が来て、海水の温度と川の温度が同じ位になる4月から5月頃に川の遡上をはじめます。

アユは川スモールと同じで…

『砂利や小石状のハードボトムで流れがある、清んだ綺麗な水を好みます』

 

そんなお気に入りのエリアを見つけると…

秋の産卵時期まで縄張りを作り苔などを食べて成長します。

そして…9月から10月頃になると産卵の為に下流域の産卵場所まで下ります(落ちアユ)

そして…産卵して1年間の短い命を終える。

といわれています。

 

アユという魚は人間が食べてもとても美味しく、スイカの様な香りがします。

これは…おそらく川スモールにとっても同じで…食べても美味しいと思いますし栄養価も非常に高いと思われます。

 

川スモールからすると…人間でいう『寿司』『焼き肉』の様なご馳走になるのではないでしょうか(笑)

なので…川スモールの動きはアユの動きとリンクすると思われます。

アユの遡上に合わせて川スモールも春のスポーニングエリアから『夏』『秋』のエリアに移動する。

そして…アユが産卵の為に下流に下るのに合わせて、川スモールも『夏』『秋』のエリアから移動し、冬エリアに入る

そんな感じであると思います。

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