今回は川スモールマウスバスの『ゲーム性』に関してです。
『ゲーム性』とは…
ブラックバス釣りの魅力として、釣具屋さんにズラリと並ぶ“タックルセレクト”があります。
ロッド、リール、ライン、フックetc.
そしてこのタックルから組まれる多彩なリグ。
そしてそのリグに付けられる無数のルアー…
ワームというカテゴリーだけで、ストレート、グラブ、カーリー、シュリンプetc.
今まで発売されたルアーの総計はどのくらいなのか?
見当もつかない程…その数は豊富です。
川スモールのゲーム性
この無数に存在するタックルとリグそしてルアー。
その中から自分で『ワンセット』を選ぶ。
そして…その試行錯誤してセレクトしたタックルでビッグバスが釣れたときの喜び…
正に“この喜び”こそがバス釣り最大の魅力だと思います。
ブラックバス釣りは…
他の釣りと比較した時に『釣れる』or『釣れない』が『運』という要素以上に、緻密なタックル、リグ、ルアーセレクトによって大きく変わります。
釣人が持つ経験や知識が…力量として釣果を大きく左右します。
これは『ブラックバス釣り』が生まれた本場アメリカでは“プロスポーツ競技”として確立され、そのトーナメントはテレビ中継され、年間チャンピオンは億単位の収入がある。
『バスフッィシング』はアメリカの文化として1つのジャンルを立派に形成しています。
この事こそが…ブラックバス釣りの『ゲーム性』そして『競技性』の証明だと思います。
ご存知の通り、現在の私自身のバス釣りの対照はブラックバスの中でもスモールマウスバスという種類に限定されてます。
『ラージマウスバス』と『スモールマウスバス』
同じ『ブラックバス』ではありますが…
このブログでもその『違い』に関しては何度も書いてきました。
※参照※
【77話】ラージマウスバスとスモールマウスバスの違い

そして今回の『ゲーム性』という点から見た時も、川スモールマウスバスとラージマウスバスとでは大きな違いがあるように感じます。
私も川スモールマウスバスを狙う前は20年以上ラージマウスバスを狙っていました。
ラージマウスバス釣りでは、リグやルアーのカラーやアクションを変えたりする事で…劇的に釣果が変わる。
そんな経験を何度もしてきました。
ただ…川スモール釣りでリグやルアーを変える事によって、明確に釣果が変わる経験をする機会は、ラージマウスバスと比較して圧倒的に少ないです。
もちろん…ルアーやリグ、タックルを変えた直後に魚が釣れた。
そんな経験はありますが…明確な『パターン』と断言できるものは…正直少くない。
『たまたま…』の要素が強い場合が大半です。
例えば…バス釣り用語で
『ジョイクロ、フィッシュ!』という言葉があります。
ルアー※ジョインテッドクロー※
この『ジョイクロ、フィッシュ!』の意味する事とは…
ジョイクロというルアーの持つポテンシャルで釣れた魚で、他のルアーでは釣れなかった魚である。
という意味です。
この言葉はラージマウスバス釣りでは確かに当てはまる時もあると思いますが…
川スモールマウスバスに関しては、正直当てはまる事は少ないと思います。
要するに川スモールで『ジョイクロでしか釣れない』…そんな魚はごく稀です。
もちろん…川スモールもジョイクロで釣れますが、そのジョイクロで釣れた魚は、その他のルアーでも釣れていた魚が大半だと思います。
現在川スモールマウスバスを狙っている方々の多くは私と同じ様に以前は『ラージマウスバス』を狙っていた方だと思います。
なので、川スモールを狙う時も当然『ラージマウスバス釣り』と同じ様な感覚でタックル、リグ、ルアーを試行錯誤して釣りされると思います。
ただ…『川スモール』はそんなにゲーム性の高い魚ではありません。
川スモールマウスバスはハッキリ言って単純です。
『白と黒がはっきり分かれていて、グレーゾーンが少くない』
要するに…
『釣れる時と、釣れない時が明確に分かれる。リグやルアーを、どうセレクトするかで釣果が変わる事がラージマウスバスに比べて少ない』
という事です。
“釣れる時”はどんなリグで、どんなルアーを使っても釣れる。
逆に“釣れない時”はどんなリグで、どんなルアーを使っても釣れない。
それが川スモールの釣りです。
ただ…これはあくまでも極端な言い方をした場合ではあります。
ラージマウスバス程…複雑ではないですが、川スモールにもパターンは存在します。
私が現時点でパターンとしているのはシンプルに3種類です。
1.『巻き』の釣り
これは言い換えれば『線』の釣りです。
小魚をベイトとして追っかけ回しているスモールを狙うパターンで、小魚の動きと同様に川を横にルアー(ミノー、シャッド、スピナーベイト、トップウォーターetc.)を動かす釣りです。
※参照※
【YouTube動画】
2.『ドリフト』の釣り
これは川の流れに乗って上流から流されてくるベイト(えび、川虫、昆虫etc.)を待ち構えているスモールを狙う釣りです。
ワーム(シュリンプ、クロー、ストレートetc.)を川の流れに合わせて上流から下流へとドリフト(流す)させる釣りです。
※参照※
【YouTube動画】
【99話】ドリフトの釣り

3.『放置』の釣り
これは言い換えれば『点』の釣りです。
このパターンの有効性は実証してますが…
川底ポツンと動かないルアーになぜ?スモールが反応するのか?理由は今一つわかりません。
この釣りは基本的にワームを動かさないで、川底にポツンと置いておくイメージです。
スモールは『動かない』ものにしか反応しない時があります。
※参照※
【YouTube動画】
【109話】冬の放置パターン

以上の3種類のパターンを季節や状況によって組合せて狙うのが…
私の川スモールマウスバスを狙う時のパターンになります。
川スモールはこのパターンの“本質”から大きく外れない限り…
ブラックバス釣りの『ゲーム性』としての、タックルやリグはもちろん、ルアーのカラーや種類もそれほど拘る必要がありません。
『シンプルなバス釣り』それが川スモールマウスバスの釣りです。
※川スモールマウス攻略の最強タックル※
【YouTube動画】
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