川スモールポイント選択
春を迎えて川スモールも本格的なシーズンインをきっかけに…最近こんな質問を多数頂きます。
『川スモールマウスバスを狙ってみたいんですが…有名ポイントは人も多く、なんとか自力でポイント探索しようと思い…川をウロウロするんですが何処がいいのか??サッパリわかりません。何かいい方法はありませんか?』
私自身もそうでしたが、今までバス釣りの経験がラージマウスバスの止水域(池、湖、ダム)が中心だった方とかは、ラージマウスの釣り方が先入観で入ってしまうと、尚更…川スモールのポイントを自力で探すのは難しくなると思います。
それはラージマウスバスとスモールマウスバスは全く別の魚だと思った方がよい位の違いがありますし、狙うポイントも全く違うからです。
【参照】71話ラージマウスバスとスモールマウスバスの違い↓↓↓↓↓↓
そして…川スモールのポイントといっても…生息地域や川の状況や季節…etc.によって変わる点も多くあり、一概には“ここ”って言えない点も多くあります。
例えば…都内を流れる二大ビッグリバーフィールドの荒川と多摩川であっても…その川の性質などはかなりの違いがあり共通点と相違点があります。
そんな中で全ての川で当てはまるポイントは何か??
あれこれと沢山挙げると…どんどん複雑で難しくなるので…私なりに川スモール初心者の方でも分かるように、シンプルに1点に絞り込んで考えてみたいと思います。
もし参考になる点があれば参考にして下さい。
川スモールのポイントとして一番の“鍵”になるのは…
『川の流れの変化』
です。
例えば…ラージマウスバスを狙う場合だとストラクチャー(鉄、木、コンクリート、ブッシュ等の障害物)がポイントになるのは一般的だと思いますが…
川スモールの場合は、そのストラクチャーの存在自体ではなく、その存在によって川の流れがどう変化しているのか?
そこがポイントになります。
わかりやすく説明すると、
例えば両岸がコンクリートで用水路みたいな川で、一直線にただ流れているだけの場所は当たり前ですが…ポイントになりません。
ただ堰があれば…まずそこで『流れが止まる』
そして流れ出しは『流れが強くなる』
そして強い流れの周辺は『流れがヨレる』
また川が曲がっている場合は、流れがあたる側の水深は深くなり『流れは弱くなる』
そしてその対岸は『流れの反転流が出来る』
また川幅が狭くなる場所はまず『流れは弱くなり&水深は深くなる』
そして、その先で『流れは速くなり&水深は浅くなる』
そういった『流れの変化』がある場所が川スモールを狙う上でポイントになる場所です。
ただ…当たり前ですが実際に足を運んで実釣しないとわからない部分は多いです。
そして具体的な方法として以前もこのブログ内で何度も紹介してますが…
グループマップの『航空写真』を見ながらある程度の“アタリ”をつけてから実際にそこに足を運び実釣して確かめる。
“アタリ”をつける場所として、初めはシンプルに『堰』と『川が大きな曲がってる場所』の2点に絞ってよいと思います。
そして実際に足を運んでからの大きな基準として、川底がハードボトム(砂利や小石や岩盤など)であればポイントになる可能性は高くなります。
川スモールを狙う上でハードボトムは大きなポイントです。
ちなみに川スモールは流れが強いエリアを好みますが、流れが強いエリアはボトムに泥等は堆積されずに流されるため自然にハードボトムになる。
それも理由の1つだと思います。
そして当然…全体的に泥状態のボトムが多い性質の川であれば、何処かにハードボトムのエリアがあれば、それはかなりのプラス要因になります。
私自身もこのやり方で何度もポイントは発見しましたが…その逆で空振りも多いです。
初めは5ヵ所廻ってやっと1ヶ所見付ける程度かもしれないですが…
『1個のダイヤモンドを見付ける前は100個の小石を拾う』そんな感覚だと思います。
ただ…苦労して見付けた『ダイヤモンド』は格別だと思います。
※参考動画※
先日この方法で見付けたポイントでの実釣動画
yasu バス釣り/春のNEWエリア探索/川スモールマウスバスbassfishing2018年4月 – YouTube
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