バスの捕食スイッチ
もう15年以上前の話でしょうか…
まだブラックバスが国から『特定外来生物(害魚)』に指定される前でバスを取り巻く環境は今よりも随分と“平和”な時代の話です。
その当時私は1匹のブラックバスを自宅で飼ってたことがあります。
【注】現在は『特定外来生物法』によってブラックバスの飼育等は法律で厳しく禁止されています。
以下の私のブログを参考にして下さい。
バスの捕食スイッチ
その飼育方法は『熱帯魚飼育セット』をホームセンターで購入して、野池で釣った1匹のチビラージマウスバスを入れてました。
餌は週に1度休みの日にペットショップで売ってる『小魚』を20~30匹まとめて購入し、それを“ドボーン”といっぺんに水槽に入れます…
そして1週間もすれば『小魚』はすべてバスの胃袋へと消えるので、そうするとまた購入して来て“ドボーン”と入れる。
その繰り返しでした。
その時の事を今思い返して考えてみると…
今回の『ブラックバスの捕食スイッチ』に関しての気付きがあります。
私が飼育していたラージマウスバスの『捕食スイッチ』は…
『小魚』を“ドボーン”と水槽に入れた瞬間に『カチッ』っと入ります。
そして、あっという間に3.4匹の小魚を胃袋へとおさめます。
それは正に一心不乱に食いまくる感じです。
時には、バサーの性で…『小魚』の代わりに『ワーム』を入れたりもしましたが、『捕食スイッチ』が1度オンになったバスは『ワーム』の種類などは全く関係なしに一心不乱に『ルアー』であってもバイトして来ます。
しかし、ブラックバスも人間と同様にお腹一杯になるのでしょう。
数匹の『小魚』を一気に食べて満足すると…もう捕食をしません。
その後は数10匹の小魚達と一緒に狭い水槽で“仲良く”泳いでます。
目の前に小魚が来ても一切の関心を示しません。
何も知らない人がみたら仲良く共存していると思うでしょう。
この状況は…正に実際のフィールドでも同じ事が起こっていると考えられます。
『捕食スイッチ』がオンになったバスは一心不乱にベイト(餌)を捕食し、『捕食スイッチ』がオフのバスはいくら大好物の餌が目の前に現れても食べる事はなく…一緒に仲良く泳いでいる。
それがルアーであれば…言わずもかなです。
『捕食スイッチ』がオフのバスを釣る事は難しく。
逆に『捕食スイッチ』がオンのバスは簡単に釣ることできる。
ただ…当たり前ですがバサーがこのブラックバスの『捕食スイッチ』のオンとオフをコントロールする事は不可能です。
(リアクション(反射要素)でのスイッチを入れる事は可能ですが)
なので…いかに『捕食スイッチ』がオンのバスを見付ける事ができるのか…これが釣果の鍵を握ります。
では、具体的にどうやってそのバスを見付けるか?
私が一番の方法だと思うことは、今までこのブログにても書いて来ましたが…
バスが食事をする場所(フィーディング場所)を見付ける事だと思います。
食事をする場所に居るバス=お腹が空いたバス=『捕食スイッチ』がオンのバス
バスが食事をする場所(フィーディングエリア)は、川、湖、ダム、野池…等々
それぞれのバスが住むフィールド状況によって様々ですので簡単に『ココ』って見付かるものではありませんが…
各々のフィールドでバスが食事をする場所とは…いったい何処なのか?
それを意識して考えながら釣りをする事が大切だと思います。
無数に存在するルアーのセレクトやタックル&リグのセレクトで頭を悩ませるよりも、遥かにバスを手にできる可能性を上げる方法になると私は思います。
ちなみに川スモールマウスバスの場合は以下の私のブログを参考にして下さい。
【5話】川スモールマウスバスの釣り方
コメント
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