『川スモール最強攻略方法』
なんて…大袈裟な言葉を聞いて、皆さんはどんな攻略方法を思い浮かべるでしょう?
『ルアーの種類?』
『リグ?』
『釣法?』
etc…
攻略方法といっても千差万別で様々な方法が考えられます。
今回は川スモールマウスバスの『ある点』に注目して、その攻略方法を考えてみます。
参考になる点がありましたら…是非参考にして頂ければと思います。
川スモール最強攻略方法
『ある点』とは?
それは…『川スモールマウスバス』という言葉通りの『川』である。
という点です。
当たり前ですが…
川スモールを狙うフィールドは『川』です。
そして…今までこのブログでも…
流水域である『川』
止水域である『池、湖、ダム』では、釣り方的にも大きな違いがあることは、何度となく書いてきました。
そして、その具体的な一番の違いは…『流れ(カレント)の存在』です。
基本的に『川』には流れがあり、『池、湖、ダム』にはありません。
そして…川スモールの攻略キーポイントは、この『川の流れ(カレント)』を攻略する事にあると思います。
バス釣りとは?
いきなりですが…『バス釣りとは?』って質問されたら、皆さんは何と答えますか?
以前にもこのブログで書いてますが…
私は『バス釣り』とは『場所選び』だと思ってます。
『バスが釣れるor釣れない』…それは場所(ポイント)で決まります。
場所(ポイント)80% 経験10% ルアー5% リグ5% 運∞%…(笑)
バス釣りにとって『タックル』『ルアー』『リグ』は、場所(ポイント)を見つけた後の…“おまけ”みたいなものです。
(もちろん…日本のブラックバス業界の方々が作り出す『タックル、ルアー』は素晴らしいものが揃ってますので、それがバス釣りの楽しみ方の1つであることも、間違いないですが…)
バス釣り=場所選び
もし…アメリカの伝説的なアングラーである、リッククランやケビンバンダムが“荒川”に初めて来て、情報やプラクティス(練習)なしに私と川スモール対決をしたら…
私が勝つ可能性は…あるでしょうか?。
私は充分に『ある』と思います。
理由は『荒川』という川に精通しているからです。
これはもちろん、私に限った事ではもちろんなく…
『最強バスプロ』が相手であっても、対決をする場所の精通度合いによって…誰でも勝つ可能性がある。
それが…『釣り』だと思います。
『素人』が『最強トッププロ』に勝つ。
これは他の“プロ”というカテゴリーが成り立つ競技では、なかなかあり得ない事だと思います。
そう考えた時に“バス釣りの最強”とは…まさに『釣れるポイント』をどれだけ知っているのか?
その数が多ければ多いほど“最強”に近付く。
そう考える事ができると思います。
川で釣れる場所とは?
では…『川』という場所で、具体的に釣れるポイントとはどんな場所でしょう?
シンプルに“一言”でその答えを出すと…
それは『流れの変化』がある場所です
流れの変化がある場所
例えば…下の川では?
(ある川のGoogle map航空写真)
①と②ではどちらが川スモールが釣れるポイントになるでしょう?
セオリー的には②になります。
黄色で塗った場所は『流れがあたる』深いディープエリアになります。
だいたいこういった場所には各河川共にテトラポットやコンクリート護岸されている場合が多いです。
赤色で塗った場所は『流れのヨレや反転流』
黄色で掘られた土砂が堆積して浅いシャローエリア(浅場)になります。
そして…少し上流側はチャラ瀬になっている場合が多いです。
狙い方のパターンとしては…
ディープエリアはドリフトや放置でスローに『点』で狙う釣り。
シャローエリアはトップウォーターやミノーの巻きで『線』で狙う釣りがセオリーです。
そして…①のエリアは、一見すると『流れの変化』はなさそうに見えると思います。
しかし…目には見えない水中はどうでしょうか?
実は目には見えない水中にも『流れの変化』はあります。
代表的な変化は下のイラストです。
(川の断面イラスト)
この一見して何も変化がない様に見える場所にある『水中ストラクチャー(障害物)の流れの裏』
この『目に見えない流れの変化』こそが…
今回の私が考える“最強攻略法”の最大のポイントになります。
川スモールは激流の中でも釣れます…
しかし…川スモールは激流の真ん中に流れに逆らいながら“頑張って”そこに居るわけではありません。
激流の川底にある『水中ストラクチャーの裏側』に必ずいます。
そこに身を隠して、水の抵抗を受けずに…
下流から昇ってきたベイト(小魚etc…)や上流から流されてくるベイト(えび、川虫etc…)を待ち構えて捕食しているのです。
ここが正に最強の『ピンスポット』です。
この目では見えない『川底ストラクチャーの流れ裏のピンスポット』を何ヵ所知っているのか?
この『ピンスポット』数こそが“最強の攻略法”のバロメーターになると思います。
様々な流れの変化
その他にも流れの変化ができる場所は沢山あります。
『堰』『水門』等…の代表的なマンメイドストラクチャー(人工構造物)は、止めた流れを“一気”に吐き出し、大きな流れの変化を生み出します。
『橋の橋脚』の場合…上流側は流れが当たり深く掘れている場合が多く、両脇はヨレになり、下流側は流れがありません。
川と川が合流する場所も大きな流れの変化を作ります。
また川幅が『狭くなる』場所は流れが早くなり、『広くなる』場所は穏やかになります。
流れの変化のある場所の『変化』を狙う
この様に川には数多くの『流れの変化』ができる場所があります。
先ずは…この目に見える『流れの変化がある場所(エリア)』を数多く見付ける事が大切です。
ただ…『目に見える』と言う事は他のアングラー(釣り人)からも、当然見えています。
皆が知っていれば…そこにはプレッシャーがかかります。
やはり…プレッシャーはない方がベストです。
私が考える『川スモール最強攻略法』とは…
目に見える『流れの変化がある場所(エリア)』に通い続けて釣り込む事で見えてくる、『目には見えない』自分しか知らない『ピンスポット』を数多く見つける事。
それが、まさに『川スモール最強攻略法』になると思います。
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