今回は川スモール攻略法の1つ…
『回遊待ち』の話です。
バス釣りの最も基本的な釣り方として『ラン&ガン』というのがあります。
これはアングラー自身が機動力を駆使してボートや車、自転車または自身の足でハンティングのように、次から次にポイント移動してバスを探し廻る釣りです。
この『ラン&ガン』というアクティブな釣りは、ブラックバス釣りでは最も基本の釣り方になると思います。
もちろん…川スモールでも、この『ラン&ガン』は有効な方法になりますが…
今回紹介する『回遊待ち』は、この『ラン&ガン』とは対照的な釣り方になります。
では…この『ラン&ガン』と『回遊待ち』では、どちらが川スモールを狙う上では有効になるのか?
今回は…そこを考えてみたいと思います。
『回遊待ち』の釣り
先ず…結論から言ってしまうと…
朝から夕方までフルで1日釣りできると仮定した場合でBIGスモール(45アップ)が釣れる確率は『回遊待ち』の方が高いと思います。
『回遊待ち』の釣りとは…
川スモールの特徴の1つである『回遊性』に着目した釣りです。
川スモールは通常『居着場所(休息場所)』と『捕食場所(フィーデイングエリア)』を行ったり来たり回遊していると思われます。
そして、季節や川のコンディションによってバラツキはありますが、通常1日に数回は捕食をします。
そして…その『捕食場所(フィーデイングエリア)』はだいたい決まってます。
この『回遊待ち』は、その『捕食場所(フィーデイングエリア)』で川スモールが捕食に上がってくるのを“待つ”釣りです。
『捕食スイッチのONとOFF』
ラージマウスバスと比べて、川スモールの特徴として『ONとOFF…餌を食う時と食わない時』が明確に分かれています。
そして…OFF状態の時にルアーを食わせるのはかなり難しい。
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なので『ラン&ガン』で魚のいる場所(居着場所)を見付けても、魚がスイッチOFF状態だと『あの手この手』を使っても…正直なかなか釣れません。
しかし、その反面でフィーデイングON状態であれば…ルアーの種類等は関係なしに簡単に釣れる事が多い。
なので…川スモールを釣るために最も大切なのは…いかにフィーデイングON状態のバスに出会うかです。
そう考えた場合は…
1.『捕食場所(フィーデイングエリア)』のみを『ラン&ガン』する。
2.『捕食場所(フィーデイングエリア)』で『回遊待ち』のたこ粘りをする。
そのどちらかがベストな選択になると思いますが…
そのどちらかを選択をする上で最もポイントになるのは…
餌を食いに上がって来たスモールはどの位の時間、そこで捕食をするのかです。
私の経験では10分~20分程度だと思います。
ちなみに…川スモールの回遊は単独ではなく、集団(10匹前後)でする事が多いです。
その貴重なプライムタイムを『ラン&ガン』の場合は移動で逃してしまう可能性がある。
(逆に移動する事でプライムタイムに当たる可能性ももちろんありますが…それは『運』の要素が強い…)
フィーデイングタイム(食事の回数)が1年で一番多いのは、3月&4月のスポーニング(産卵)前の時期になると思いますが…
その時期と比較して、この夏の時期(7月8月)はグッと減ります。恐らく…半日で2.3回だと思います。
そこを考えると…やはり一番釣れる確率が高くなるのは…
その時期に一番BIGスモールが餌を食いに上がってくる可能性が高い『捕食場所(フィーデイングエリア)』で『回遊待ち』の“たこ粘り”をする事だと思います。
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